2018/02/18

石和鵜飼橋付近で夜景撮影


石和の冬花火、笛吹川の舞をやっているということで花火を撮影しに行ったのですが、あいにく強風により花火は中止でした。
その代わりに鵜飼橋付近で夜景撮影してきましたので、その記録と光源から線がたくさん出る現象である光芒の写し方について簡単にまとめたいと思います。

必要な道具

・カメラ(今回はCanon EOS6D)
・三脚
・防寒具(冬の夜間撮影は念入りに)

鵜飼橋

鵜飼橋の様子です。長時間露光(シャッター開けっ放し)で撮影したため、明るく見えますが、それほど車の通りは多くありませんでした。

長時間露光で撮影すると、車のライトが線として写るので、たくさん通れば通るほど白い線がくっきりと写ります。
うまく応用すれば、懐中電灯などでメッセージを描くことができおもしろい写真が撮影できます。

今回はとにかく光芒を写したかったので、絞りを極力絞って撮影しました。

上の写真2枚とも絞りがF22で露光時間は10秒で撮影しています。ISO感度は800でした。もちろん三脚に据えて撮影しました。

光芒は使用レンズの特性によって写りが変わります。私はEF24-105mm F4Lを使っており、このレンズはそれほどたくさん線が出る感じの光芒は作れないようです。
しかし、星形のような綺麗な光芒が作れるので、さすがLレンズと言った感じです。
他のLレンズ試してみたいものです(まだ買える財力がありません・・・)。

笛吹大橋と星空

星空撮影は光がたくさんある所では撮影は不向きです。
今回撮影した箇所は大通り沿いで光はたくさんあるような所でしたが、割と星空が撮れました。
下は笛吹大橋と星空を撮影しました。こちらは絞りF16、露光時間10秒で撮影しました。ISO感度は6400でした。

絞りはゆるめましたが、こちらもしっかり光芒が写りこんでいます。
また星もそこそこ写りました。上にはオリオン座の一部が写りこんでいます。
下は絞りF4.0、露光時間2秒、ISO感度6400で撮影した星の写真です。
肉眼では見られないほどの星が写りこんでいます。オリオン座をしっかりととらえられました。


まとめ

今回は花火撮影の予定変更で鵜飼橋周辺で夜景撮影をした記録をまとめました。
光芒を撮影する場合は、絞りを極力絞ることが重要です。しかし、レンズの特性によって撮影できる光芒の形が変わりますので、事前にレンズの特性をしっかりと理解しておくことが重要です。
また、今回の星空はISO6400で撮影しました。しかし、この数値で撮影耐性があるのは現状フルサイズセンサ搭載のカメラに限られると思います。
APS-Cセンサなど小型センサのカメラの場合はISO感度を上げるとノイズがのってしまい、綺麗な星を撮影できない可能性があります。
その場合はISO感度を1000以下に設定し露光時間を長くして撮影することが最適だと思います。しかしながら、地球は回っていますので、星が線のように写ってしまう可能性があります。この対策として、赤道儀と呼ばれる地球の自転に合わせてカメラを動かしてくれる装置を使うことで綺麗な星を撮ることができますが、かなりのテクニックが必要です。
星空の本格撮影をしたい場合は事前に情報を調べてみてください。

以上、夜景撮影した記録と夜景撮影のテクニックを簡単に紹介しました。


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