2018/02/21

写真撮影ではRAWデータも同時に記録しておくべき理由


皆さん、RAW現像という言葉をご存知でしょうか?

RAW現像というのはカメラのセンサからはき出される写真の生データ(RAWデータ)を現像ソフトを使って写真の調整を行い、jpegデータなど写真データに出力することを言います。
昔、フィルム写真が全盛だったときに現像という言葉がありますが、簡単に言うとこれは撮ったフィルムを人間の目に見える形までフィルムを成形することです。

デジカメは基本的にjpegでSDカードなどの記録媒体に保存されますが、これはカメラ内で生データをjpegデータに自動的に変換して記録しています。
しかしこれだと、カメラの自動設定に従って写真が生成されてしまい、写真の明るさなどの細かな調整ができません。
また一方で、色の調整など個性のある作品を作ることができません。

そこで今回はタイトルに対する答えとして前者のことについて書きたいと思います。

暗めで紅葉が分かりにくい写真

以前、11月の紅葉の時期に京都旅をし、たくさんの紅葉の様子を写真に収めました。
しかし、良い構図で撮れたと思った紅葉の写真なのに、暗すぎて台無しというものを紹介します。

一目見て、もみじだということは分かります。しかし背景の空に引かれてしまい、赤く色づいたもみじが黒つぶれしてしまいました。
カメラ内の露出設定をうまくすれば、しっかりと紅葉をとらえることができましたが、このときはあまり考えず撮っていました。
案の定、帰ってパソコンで見てみてがっかりしました。
しかし、ここでRAWデータも一緒に記録していたので、RAW現像に明るさを補正した状態の写真を作り出すことができました。

使用したソフトはPhotoshop Lightroomです。この当時はいまいち使い方が分かっていなかったので、色合いが少し不自然になってしまいました。
しかし、こうやってRAWデータで保存しておけば、後で写真の補正を行うことで綺麗な写真に仕上げることができます。

私が使っているソフトは有料のものですが、Canonなどはカメラに同梱のディスクに現像ソフトが入っているので、使ってみるとよいと思います。

以上のことから後々融通が利くので、RAWデータを同時に記録しておくことをお薦めします。
しかし、使用カメラによってはRAWデータが保存できない場合があるので、説明書などを参照していただきたいと思います。

以上、RAWデータも同時に記録しておくべき理由を紹介しました。

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